led ライトといえば今では誰もが知っているもはや常識的なものとなりつつありますが、これだけ普及してきたことにはたくさんのメリットがあるからです。
ledという言葉を耳にすることが多くなり知名度が上がってきた頃にはおそらくほとんどの方が『消費電力が低く、電気代が安い』という特徴を聞いたことがあったはずで、ledとはそういうものだというイメージが今でも定着しているのではないでしょうか。
しかし現在においてもそこのイメージだけが強いことと、今の時代はledを付けるべきという単なる『今風のモノ』ということで、数ある本当の特徴を知っている方は少ないように感じます。 led ライトを購入するか否か悩んでいる方のためにその特徴について紹介していきますので、参考にしてみてください。
①電気代の安さは白熱電球の半分どころではない 前述したように電気代が安いとは知っているかと思いますが、具体的な目安をいうと電気代が約5分の1程度になります。イメージではせいぜい2割3割安くなる程度だろうと思っている方は多いようですが、実際にはもっともっと安くなるということです。 例えば照明だけで月に1万円かかっていた電気代であれば2千円程度で済むということになるので8千円の節約となり、年間で考えれば想像以上の節約になりますね。ledはこんなにも消費電力が低いものなのです。
②本当に長寿命 使えば使うほど消耗し寿命が縮んでいく蛍光灯などと違い、ledは発光ダイオードに電流が流れますが、発光ダイオードは電流によって消耗することがありません。もちろんその他の部位が経年劣化により消耗したり故障することはありますが、基本的には蛍光灯の6倍ほど長寿命であるといわれています。これだけ長ければ交換する機会もほとんどなく、購入時は割高なものの一度買ってしまえばかなりの期間使用することができるため、交換の頻度もかなり少ないわけです。 10年もつといわれて登場してから約10年ほど経ちますが、本当にもっているところがled ライトのスゴイところ!球切れの心配はまずありませんね。
③外に最適?虫が寄って来づらい 外にある電気の周辺といえば虫が集まっているイメージがありますよね。虫は水銀灯や蛍光灯などの照明から発せられている紫外線をたよりに集まりますが、ほとんどのledからは紫外線が出ていないか、微弱なものです。そのため虫が寄って来づらく、夏の夜でも水銀灯などから比べれば虫の量はかなり少ないので、屋外用の照明としてled ライトを設置するのもいいでしょう。
④広範囲を明るくするのが苦手 led ライトにはデメリットもあります。蛍光灯は屋内の全てを明るく照らしてくれますが、ledは構造上、広範囲を照らすことには向いていない照明です。狭い範囲のスポットだけは非常に明るくなりますが、全体的に明るくするためには複数のledを取り付ける必要があり、費用や取り付け場所を考慮する必要があります。
電柱などに付いている防犯灯もled化が進んでいますが、よく見ると全体的に暗く感じ、下の狭い範囲だけ明るいという特徴がよくわかると思います。現在では技術も進みかなりの明るさのものも出てきていますが、広範囲を明るくすることについては蛍光灯タイプの照明に軍配が上がるでしょう。
このようにledにはメリットとデメリットの両方が存在しており、購入についてはどんな特徴を優先するかを考慮する必要があります。 デメリットの照射範囲についても複数設置すれば解消することができるため、設置にかかる初期費用にさえ少し余裕があれば設置後の電気代をあまり気にすることもありません。
かつては高額だったled ライトも一般家庭向けに普及してきており価格も下がってきているため、トータルで考えればこれからはledを取り入れていったほうがいいかもしれませんね。もちろん昔ながらの蛍光灯の光が落ち着くという人もいるでしょうし、好みや特徴を理解したうえで検討してみましょう。