led電球とは照明器具の一種で、発光ダイオード(LED)が使われた電球の事です。従来の白熱電球と同じようにソケットに差し込んで使用するため、条件が合えば購入して持ち帰ってからすぐに自分でled電球に交換して使用することができます。led電球は白熱電球と比べて価格は高くなりますが、その欠点を補って余りあるほどの長所があります。そのため長い目で見ればエコで経済的な照明器具といえます。家庭やオフィスで省エネを考えている方は、白熱電球からled電球への変更を検討してみてはいかがでしょうか。
led電球の長所
一番の特徴は非常に寿命が長いという事です。白鉄電球の寿命は1000~2000時間程度ですが、led電球の寿命はおよそ4万時間です。
そしてもう一つの特徴が白熱電球よりも少ない電力で使う事が出来るという事です。白熱電球と比べておよそ20%の電力で使う事が出来るため、非常に省エネとなります。またled電球は白熱電球と比べて熱を放出しないため室温がほとんど上昇しません。そのため特に冷房機を使う季節には更なる省エネが期待できます。
led電球の短所
白熱電球と比べると大きな長所のあるled電球ですが短所も存在します。
一つ目は白熱電球と比べるとled電球はかなり価格が高くなってしまうという事です。しかしこれはled電球の寿命の長さと省エネの能力を考えれば、長い目で見ればお得となるでしょう。
そしてもう一つの欠点は、広い範囲を明るく照らすことのできる白熱電球に対して、led電球は真下を強く照らす物が多いという事です。とはいえ広範囲を照らすことのできるled電球も出てきているので、使用用途を考慮してどの範囲を照らすled電球を購入するかを決めましょう。
led電球を購入・使用する時に気をつけたいこと
まず気をつけたいことは、led電球の金口のサイズがあっているかどうかを確認しましょう。白熱電球にも言えることですが、金口があっていなければ使用することができません。
次にled電球は白熱電球と比べて重量があります。そのため例えば元々は白熱電球が使われていたスタンドライトにled電球を付けようとした場合、バランスを崩してしまう事があります。現在使っている照明機器に重量のあるled電球を使ってもバランスを崩さないかチェックしましょう。
led電球が使えない条件とは
大抵の場合、白熱電球を使っていたソケットであればled電球を使う事が出来ます。しかし照明設備の関係でled電球が使えない場合もあります。そこでここではled電球が使えない場合を取り上げます。まず一般的に、led電球は調光(光のを強くしたり弱くしたりすること)できる照明器具では使用できません。しかし現在は調光器対応のled電球が販売されているため、調光機能のある照明器具で使用する場合はかならず調光器対応led電球を使用しましょう。
次に気をつけなければいけないのは、led電球を上から覆うカバーのついた密閉型の照明機器では使用することができないことです。確かにled電球は白熱電球と比べて発熱量は小さいのですが、ledは熱に弱く、80度を超えると劣化が始まって寿命が縮まり壊れてしまう場合もあります。気をつけなければいけないのは、天井の近くのソケットにled電球をつける場合です。構造によっては熱が溜まりやすくなり、結果として密閉型の照明機器と同じようにled電球の温度が上がってしまう事があります。
最後に
led電球が一般に登場してからしばらく経ちます。そのため一般に普及し始めた頃はled電球はかなり値段がたかく、そして光が広範囲に分散しないために広い場所ではなかなか使いづらい者でした。しかし現在では当時と比べてかなり安くなり、また使い勝手もよくなってきています。これを機にまだ白熱電球を使っている照明器具からled電球に変えてみる検討をしてみてはいかがでしょうか。