従来から高天井照明として定番であったレフランプ、水銀灯、メタルハライドをled高天井照明に交換するメリットを今回触れていきます。
このレフランプやメタルハライドランプ、そして水銀灯 led化を検討することは様々なメリットがあり大まかに4つを挙げることができます。
それは、消費電力の低減による省エネ化、水俣条約批准による今後の供給問題の解決、調光機能の獲得、そして長寿命化によるコスト低減です。
これらはどんなメタルハライド、レフランプや水銀灯でもled 代替による工事で確実に得られる恩恵になります。
この4つを1つずつ項目に分けて解説していきます。
最初にメタルハライドやレフランプ、水銀灯 led化を実現することで消費電力の低減による省エネ効果が期待できます。
ルーメン/wで表現できる効率の数値があるのですが、光量をメタルハライドやレフランプ、水銀灯と同じに揃えてled 代替すれば消費電力が約半分以下になるのです。
これによって省エネ効果もありますし、今課題になっているCO2の削減に関しても効率よく行うことができます。
また特に消費電力の少ないLEDのモデルを選べば約1/4の電気料金で済むものもあるのです。
水俣条約批准による今後の供給問題の解決にもこの水銀灯 led化はメリットがあります。
この水俣条約は水銀条約とも呼ばれ、正式名称を水銀に関する水俣条約と言います。
これは端的に言えば水銀の規制を行う国際条約で、これにより水銀灯が2020年以降製造されなくなるのです。
この規制は同じく水銀が使われているメタルハライドにも適応されます。
これにより水銀灯が切れた場合にも交換が困難となることが予想されており、水銀灯 led化を早急に進めled 代替によってこの規制の対策を行う必要があります。
つまり、水銀灯 led化をすればこの問題が解決できると言うメリットがあるのです。
led 代替によって消費電力や水俣条約の規制の解決と言ったメリット以外にもこの交換によって新たな機能を手に入れることができます。
それが調光機能です。
これはスイッチの操作で高天井照明の強さが調節できると言うもので、メタルハライド、レフランプ、水銀灯では困難だった機能になります。
これにより希望の光量で空間を照らすことができ、用途に合った利用がよりしやすくなるというメリットが得られます。
この機能は実際に使ってみると想像以上に便利な機能ですから、LED化によって得られる大きな魅力の一つです。
ただし、専用工事が別途必要になりますのでご注意ください。
4つ目がLED化による高天井照明の長寿命化です。
通常水銀灯などは6,000時間と言われていますが、LED水銀灯はそれ以上の8,000時間程度です。
そのため交換頻度も少ないというメリットがあります。
このメリットによってもう一つ得られるのが交換にかかるコストの削減です。
高天井照明はその照明器具の位置から専門業者によって行われます。
そのため、通常の電球と異なり、交換にもコストが発生します。
この頻度が長寿命化によって減らせれば交換のコストも減りますから、その分メリットも大きいと言えます。
施設や建物などの高天井照明として定番であるメタルハライド、水銀灯、そしてレフランプですが、水俣条約などにより交換する器具が規制されることや消費電力の多さなどの問題があります。
しかし、LED化によってこの問題は解決されますから、もしこれらの交換を検討している場合は思い切ってled 代替の工事を受けてみてはいかがでしょうか。
LED化することによって、様々なメリットが得られ今まで以上に快適な環境になることは確実です。